こんにちわ。
心彩さろんの麻祈(maki)です。
先日、日月美輪さんの個展を見に行ってきました。
日本画で花や鳥をモチーフに描かれている方で、前々から気になっている人でした。
もともと日本画に興味あることと、絵に幾何学模様を取り入れられていることが気になっていたので、見に行ってみました。
彼女の絵は『生命』を表現していると書いてあったので、幾何学模様も同じ意味合いで取り入れられているのだなと思いました。
一番のメインになる絵は、畳一畳くらいある大きさでのものでしたが、3種類の菖蒲をかなり繊細に細かく描きあげていました。よく見るとバッタやハエなどの小さな昆虫までいました!
本当に『生命』というコンセプトがピッタリで、植物や動物の世界に密かにスポットライトがあたっていて、それをそっと覗いている感じがしました。
見ていると、じんわりと暖かくなる絵です。
最後にご本人さまと少しお話できました。
メインの絵は、着彩だけで1ヶ月その前の段階の構想や下書きなどは2ヶ月くらいと、合計3ヶ月かかるそうですよ。
やはり日本画というのは工程がいろいろあるし、絵の具の性質からしても熟酵が必要そうです。でも、だからこそ繊細で厚みのある表現ができるのだろうと思いました。
大学を卒業されてからずっと描かれているみたいで、経歴もすごいです。そんな人をいいな~って思った時もあるけど、じゃあ私が親の反対を押切って美大に行って、彼女のようにやれたのかというとそこは自信ない。
現に私は再チャレンジ後も一度、いや二度程描くこと諦めた時期があって、そこには親の協力が得られなかった事や、描いて行く為のお金が続かなかったり、お金の為に絵を描く時間を算出できなくなったり、体力や気力が続かなかったり、周りの意見に飲まれたりの、いろいろで、、、、。
絵を描き続けていくということは、そんなに簡単な事ではなくて、いろんなバランスをとっていく事が必要です。
だから彼女の話を聞いて、簡単に「頑張ってください」とは言えなかった。
でも、それでもやると決めている人だから、楽しみながら続けていってほしいなと思いました。
私も日本画描きたいな~。
でも今取りかかるといろんな事が中途半端になるから、今は我慢。今は曼荼羅。それに曼荼羅だって立派な絵ですし、すんなり美大に行けてたら曼荼羅を描く私はいなかったと思います。きっとこれもなにかお役目があるはず。
目処がたてば、また思う絵を。生涯を通していろんな絵が描けたらと思います。
では、このへんで。
読んでくれてありがとう!