こんにちわ。心彩さろんの麻祈(maki)です。
今日は、「市杵島姫命」について書いてみようと思います。
前回の ”菊理媛巡り vol.22 尾道「天女浜」へ”
で分かったように、「市杵島姫命」と「菊理媛命」は同一神です。
前回の内容はこちら↓
なので今回は市杵島姫命を掘り下げてみたいと思います。
市杵島姫命は、古事記と日本書紀、共に登場する神様です。
天照大御神と素盞烏尊の誓約で、天照大御神が素盞烏尊の剣を噛んで吹き出した霧から生まれた三女神の三女のうちの一人とされています。
三女神はそれぞれ、多岐津姫命(たぎつひめのみこと)、多紀理姫命(たぎりひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまのみこと)です。
有名どころでは、福岡の宗像大社と広島の嚴島神社に祭られています。
市杵島姫命の「いちき」は、「斎き」からくるもので、神霊を斎き祭るという意味があると言われています。
邇邇芸命が天孫降臨をする際に養育係として付き添ったことから、子守の神さま、子供の守護神です。
絶世の美女としても知られている市杵島姫命は、海の神、水の神、また芸能を司る弁天としても親しまれています。
また市杵島姫命は、大国主大命(おおくにぬし)と結婚して事代主命※(ことしろぬし)を出産しています。※蛭子様
市杵島姫命 ご利益
●海上安全 ●交通安全 ●富貴栄達
●商売繫盛 ●子孫繁栄 ●学業成就
●諸芸上達 ●国家鎮護 など
そんな多くのご利益がある市杵島姫命には、
多くの別名、別表記があります。
市杵島姫命の別表記・別名
市杵島比売命
市杵嶋姫命
市寸島比売命
市岐嶋毘賣命
瀛津嶋姬(おきつしまひめ)
狭依毘売命(さよりびめのみこと)
中津島姫命(なかつしまひめのみこと)
道主貴(みちぬしのむち)
日子郎女命(ひこいらつめ)
弁財天
菊理媛(くくりひめ)
市杵島姫命と菊理姫、弁財天が同一神とされるのは、明治期の神仏分離令が関係していると見られています。
弁財天として祭られていた神様が神仏分離令の為、一部表記を市杵島姫命や宗像三女神としたとしたと言われています。
私の菊理媛巡りは、近所の「熊野大神宮」から始まりました。
それから少しして知人に呼ばれたのが金沢。
金沢には白山神社の総本社「白山比咩神社」があり、「菊理媛命」様が祭られています。
そこに行って帰ろうとした時、「もう帰るの?」と背後から女性の声がしました。
振り返ると、誰もいません。
その声はどこか聞き覚えのある声でした。
それはデザイン会社で一人で残って居た時のこと。
背後から「まだそこにいるの?」という声がした、その時の声と同じでした。
それからというもの、菊理媛命が祭られている神社を見つけてはお参りするというのが趣味のようになりました。
菊理媛命のこともいろいろ調べました。
菊理媛巡りがvol.22を迎えましたが、神社に行くたびにそれまでいろんなヒントを教えてくれました。
竹生島の都久夫須麻神社にて
ご祭神 市杵島比売命
竹生島の都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)。
この神社では「かわらけ投げ」が有名で、土器(お神酒を飲むときの器)に一枚は名前、もう一枚は願い事を書いて湖面に突き出た宮崎鳥居へと投げる願掛けがあります。
みごと鳥居を潜ることができたら、願いが叶うとさえています。
私は、この願掛けは2回目のチャレンジでした。
始めての時は、入るものではないと思いました。
ところが、今回はみごとに成功しました!
思わず大きな声が出てしまいましたよ!!
やっと神様が微笑んでくれたような、そんな気がしました。
では、今日はこのへんで。
読んでくれてありがとう!
ではまた!