浮腫みについて

こんにちわ。心彩サロンの麻祈(maki)です。

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きそうですよね。

引き続き、熱中症対策などをして乗り切りたいと思います。

さて、今回は「浮腫み」について書いてみようと思います。

よくお客様から「浮腫みってどうやって改善させたらいいですか~?」って質問を受けますが、なかなか良い答えを出せないでいます。

なぜなら私も浮腫み体質だからです。

一般的には、半身浴をしたり、適度な運動と言われています。

これをまめにやっていれば浮腫みは本当に改善されるのかもしれませんが、

そんなに簡単に結果は出ないので、なかなか厳しいですよね(´・ω・`)

それに「浮腫み」と一言で言ってもひとによって状態は様々で。。。

冷房による冷や運動不足などの生活習慣が原因の方、ホルモンバランスなどの乱れの方、生まれつきリンパの流れが悪い方、手術や外傷などによってリンパを切断したり損傷したりして流れが悪くなった方など多くの原因があるようです。

でも、共通して言える事は

「放っておくと痛いし重だるい」です。

少しでも軽くて細い足にしたいですよね。

そのためには、浮腫みの原因を理解した上で対策をしたほうが、納得してやっていけるかもしれません。

浮腫みとは何か

それでは浮腫みについて知っていきましょう。

「浮腫み」を書籍やインターネットなどで調べると、たくさん情報が出てきますが、なるべく分かりやすくお伝えできたらと思います。

「浮腫み」は体を作っている細胞や組織の隙間に余分な水分が溜まった状態のことを言っています。この余分な液体は、栄養分を運ぶ為に毛細血管から外へ漏れ出す働きと、毛細血管への再吸収される働きと、リンパ管による吸収のバランスが崩れたことで出てくるようです。

他にも「浮腫み」は、全身の様々な働きが関係しているようですが、中でも血管リンパ管の働きが大きいようです。

では、その血管とリンパ管の働きについてもう少し掘り下げてみます。

血管とリンパ管の働き

①酸素を送り二酸化炭素を回収する

②栄養分を運び、不要物を回収する

③免疫を担当する白血球を運搬し、細菌やウイルスなどを退治する

この3つが代表的な働きといえます。その中で「浮腫み」に関わっているのが、血液を心臓に戻す役割を持つ静脈リンパ管です。このどちらかの働きが悪くなると「浮腫み」が生じます。

静脈の働き

心臓から送り出された血液を運ぶ血管を動脈といいます。その動脈によって全身に送られた血液を全身に行き渡せるために、動脈はだんだん細くなり、最終的には毛細血管となります。送られてきた血液は、毛細血管から外に漏れ出して二酸化炭素や老廃物などを含んだ血液が毛細血管に再吸収されて静脈を通って心臓に戻ります。

筋肉ポンプ

動脈の血液は、心臓というポンプによって送り出されますが、その伯動は静脈まで届かないといいます。その代わりに手足の筋肉が静脈をはさみ、筋肉が運動するときの力で静脈を押さえることでポンプと同じ働きをしています。

逆流防止弁

手足の先から心臓までの道のりは長いので、筋肉ポンプで血液を押し上げてもそのままの流れでは流れが滞ってしまいます。そのため、静脈にはたくさんの逆流防止弁がついています。

リンパ管の働き

リンパ管は、血液の循環とは異なる液体の経路です。皮膚のすぐ下にあるリンパ末端と呼ばれる部分からはじまり、毛細血管から漏れ出した体液を吸い上げて管の中に取り込み、リンパ管に運んでいきます。リンパ末端から取り込まれたリンパは、リンパ毛細管という細い管に流れ込み、合流を繰り返して前集合管と呼ばれる太いリンパに運ばれていき、リンパ節をへて最終的には頚部で静脈に合流します

自動運搬能

一定のリズムでリンパを運ぶ収縮運動(蠕動運動)

逆流防止弁

静脈と同じように、リンパの逆流を防ぐ逆流防止弁があります。

筋肉ポンプ

静脈と同じようにリンパ管にも筋肉によるポンプが重要な役割を果たしています。

リンパ管は血管と異なり、複雑な流れをしています。こうしたリンパ管の構造や流れ方が「浮腫み」の原因に大きく影響しているようです。

浮腫み対策
浮腫と大きく関係している血管とリンパ管との働きについて理解すると、浮腫み対策も効果的かもしれません。
①リンパドレナージュ
リンパドレナージュやアロマトリートメントなどの施術で筋肉を解したり、リンパの流れの滞りを改善させる方法。
②適度な運動
適度な運動は、筋肉が静脈やリンパ管を圧迫し、リンパの流れをよくします。
③圧迫
バンテージや着圧ストッキングなどによる圧迫を加えることでリンパの流れを改善する方法。
また、水圧が適度に圧迫を与えることで、水泳も良いといわれています。
いかがだったでしょうか。
何か少しでも参考になれば幸いです。
今日も最後まで、ありがとうございました。